テキサス州の警察がある女性を逮捕した。容疑は、故意に我が子を殺したことだ。母親であるその女性はあとで自殺を図った。
悲劇が起ったのはある日の早朝。件の母親は麻薬による病的な多幸症状態だった。そこへ、あたかも体も心も思い通りにしてしまう悪魔がやってきたようなもので、その言いなりに殺人を犯したのだ。母親は、ナイフで赤ん坊の首を切り落とし、その脳味噌の一部を食べてしまった。隣人は、日ごろから母親がなんだかおかしいと気にかけていたので、赤ん坊のただならぬ悲鳴を耳にしたとき、すぐさま警察に通報した。警官たちは、駆け付けた現場の有様に度肝を抜かれ、母親を拘束した。
母親は、重殺人罪で終身刑となった。現在、彼女は保釈金100万ドルを積んで病院に収容されている。残念なことに、アメリカではこのようなことが絶えない。つい最近も、ルイジアナ州で麻薬中毒の43歳の男が精神に異常をきたして、犠牲者の顔面を喰いちぎろうとした事件があったばかりだ。
専門家は、カニバリズム(人肉嗜食)の引き金になり得るものとして合法ドラッグの「ナインス・スカイ(第9の空)」をあげている。これは、「エクスタシー」と同様の効き目があって、日常雑貨商品の類として手に入る。
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