2011年11月からノーボスチ通信社が反麻薬キャンペーンの一環として、若者対象の麻薬の害に関する啓蒙ニュース・サイトを開設している。そこでは、どうすれば麻薬をやめられるか、麻薬に手を出すかわりにどんな道があるか、などをテーマに各界の名士が自説を展開している。
ロシアの俳優、イワン・オホロブィスチンも、その中の一人である。監督、脚本家、劇作家、ジャーナリスト、作家と幅広く活躍する有名人であるオホロブィスチンが、我々のインタビューに答えて、まことに興味深い話をしてくれた。麻薬に手をつけず賢明な道を選ぶにはどうすればいいか、だれもが考えさせられし、すでに麻薬に取りつかれてしまったものには、そこから脱け出そうと決意させてくれる一言だ。
「僕は友だちの8割を麻薬のせいで失った。だから、この問題は身につまされる。他に夢中になってもよさそうなものがないわけじゃないのに、心が脆い人たちが別の自分を体験しようと麻薬に手を出すんだ。死にたかったら、その方法なんて数え切れぬほどあるじゃないか。愛のためにだって正義のためにだって死ねるんだよ。なのに、麻薬にはまってしまうなんて、まったくダサいとしか言いようがないよ!」
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