中国広州市の三九脳科病院は世界でも数少ない、麻薬中毒の治療を目的に脳外科手術を実施する医療機関である。同病院では麻薬中毒患者に共通する脳内の特定の神経部位を外科的に処理する技術を持つ。脳内のわずかな磁場を測定し、神経機能を詳細に捉えることができる「MPG」など、日本の臨床現場でほとんど普及していない最高水準の検査装置を揃えており、各装置を駆使して手術すべき患部を正確に把握することができる。術後の後遺症も一時的に記憶力が少し減退する程度で、90人以上に手術し、再び麻薬を始めた人はゼロとのこと。欧米でも同様の手術の研究は進んでいるが、臨床にこぎつけたのは中国だけ。海外からも予約が殺到している。(日経産業より)
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