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アフガニスタン麻薬対策 日本とロシアが協力

22.11.2012

 アフガニスタンでの麻薬の密造を減らすため、日本はロシアと協力した取り組みに乗り出しており、モスクワ郊外で20日、厚生労働省麻薬取締部の幹部がアフガニスタン警察の担当者たちに講義を行いました。

アフガニスタンでは、国内で栽培されるケシを原料に麻薬のアヘンが大量に密造され、それがさらにヘロインに加工されてロシアなどで広く売買されており、反政府武装勢力タリバンの活動資金になっているうえ、ロシアなどで麻薬の使用が広がっています。

日本とロシアは、3年前、アフガニスタンの麻薬対策を支援するために協力することで合意しており、それに基づき、20日、アフガニスタン警察の麻薬取締官17人をモスクワ郊外の施設に招いて研修を実施しました。

講義を受けたアフガニスタンの麻薬取締官の1人は、「とても有益だった。学んだことを部下たちにも伝えたい」と話していました。

また、厚生労働省麻薬取締部の担当者はアフガニスタンを供給源とするヘロインについて、「国際的な問題となっており、日本も貢献して少しでも麻薬対策の支援になればいいと思う」と述べました。

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