覚醒剤を密売したなどとして、埼玉県警や関東信越厚生局などは19日までに、麻薬特例法と覚せい剤取締法違反の疑いで、指定暴力団山口組系組幹部、寒河江康明、薬物を購入していた全国の「顧客」21人を逮捕し、さいたま地検に送検した。
埼玉県警によると、寒河江容疑者らは東京都や北海道、静岡、長野、埼玉の各県の男女21人に、覚醒剤などの薬物を宅配便で送って販売した疑いが持たれている。
県警の調べでは、寒河江容疑者らの口座には計約1億2千万円の振り込みがあり、県警は薬物の売上金だったとみている。薬物の入手先についてもさらに調べている。