13.09.2012
県警組織犯罪対策課などは2日間、麻薬に指定された「MDPV」を含む“脱法ハーブ”を販売目的で所持していたとして、岐阜市須賀、アダルトショップ経営、芝田英二容疑者を麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で逮捕した。警察によると、MDPVが8月3日に麻薬に指定されて以降、営利目的所持での逮捕は全国初という。
逮捕容疑は、今年8月7日、MDPVを含む「ウイリー」と「ロシアンフック」計51袋を販売目的で所持していたとしている。芝田容疑者は「売ったことは事実だが、麻薬とは知らなかった」と容疑を否認しているという。
脱法ハーブを所持、使用したなどして県警が今年、事情を聴いたのは33人で、うち11人が救急搬送されている。大半が20代の男性で、嘔吐(おうと)や気絶に近い症状が出た例や、自損事故を起こした例もあった。同課は「覚醒剤よりも錯乱作用がきつく、危険」と警告している。