22.08.2012
覚醒剤や大麻などの違法薬物の摘発に力を発揮する麻薬探知犬の認定を目指し、成田空港に近い千葉県成田市内の東京税関麻薬探知犬訓練センターで、17頭が訓練の最終段階を迎えている。認定を受ければ、来月中にも全国各地の税関の現場で任務をスタートさせる。
訓練を受けているのは、全国から公募で集められた1~2歳のラブラドルレトリバーとジャーマンシェパード。5月に21頭で訓練を始めたが、約4か月間の訓練の中程にある中間評価で絞り込まれた。
訓練は、検査の際にペアを組む税関職員(ハンドラー)とともに取り組み、大麻や覚醒剤、ヘロイン、合成麻薬の臭いを覚えた。自動車内や、空港の手荷物受取場を模したベルトコンベヤーに載せた手荷物の中から薬物を探し出す訓練を重ねた後、東京税関の最終評価を経て、実地研修後に認定にたどり着く。