23.07.2012
自分に処方された向精神薬を不正に販売したなどとして、麻薬特例法違反などの罪に問われた愛知県清須市、無職小川寿男被告(51)の裁判員裁判の論告求刑公判が19日、高松地裁(幅田勝行裁判長)であった。
検察側は「医師に虚偽の申告をして薬を入手するなど犯行は悪質。不正販売により社会に重大な害悪をまき散らした」などとして懲役6年、罰金50万円を求刑。弁護側は「単独犯で販売規模は大きいといえず、反省している」などと述べ、懲役3年6月が相当とした。判決は20日。
起訴状などによると、小川被告は、自分が処方を受けた向精神薬などをインターネットを利用し、不正に販売しようと計画。昨年8月から12月の間、延べ54人の客に対し、向精神薬など約1330錠を計約23万3千円で売却したなどとしている。