海外での開放感から(30歳・女)
私は、高校を中退後、大阪市内のクラブでホステスとして働くようになり、高収入を利用してハワイや米国等への海外旅行をするようになり、20歳の頃のハワイ旅行で大麻の吸煙を勧められ、好奇心と海外での開放感から大麻を吸煙してみましたが、想像したような効果はありませんでした。 次の年、米国に旅行した際、今まで新聞や雑誌でコカインの記事を読んだことがあったので、好奇心からコカインを購入して使用したところ、大麻と違い「気分が高揚し、幸福感がみなぎる。」といった感覚を味わいました。その後、コカインの使用感覚が忘れられず、コカインを使用したさに頻繁に海外旅行をして、現地においてコカインを使用するようになりました。しかし、海外旅行も長くはいけなくなり暴力団関係者からコカインを購入して使用していました。しかし段々効果が短くなってきたのでコカインをより効果の強いクラックに変えて使用するようになり、コカインの使用回数や量が急激に増加していきました。この頃から毎日の生活がコカインを中心に回り始め、コカインを入手するためには何でもするようになり、コカインが手に入らない時にはコカインと作用が似ている覚せい剤を購入しては使用するようになって行きました。天井から「おまえは死ね」といったような声が聞こえたり、食欲もなく、又、力がわかないような体になり、一歩も外に出られない状態になってしまったのです。このような状態の時に麻薬取締部の捜査を受けて逮捕されましたが、その時は正直言って「逮捕される恐怖より、これでコカイン地獄から抜け出せる。」との安堵感が先に立ったことを今でも忘れられません。この経験を生かし、二度と薬物を使用しない人生を送っていきたいと思っています。
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